髪を補修するトリートメントとかの広告のキーワードに
●●プロテイン(タンパク質)やコラーゲン、ケラチン、 ●●PPTと呼ばれるものがある。
〜配合とか言われていますね。
これ、みんなもとをたどれば
アミノ酸です。
超簡単に言うと
(非常に簡略化して書きますので、間違っていたら教えてくださいね!!) ・PPTとは・・・様々なアミノ酸がつながってできた分子の系統群
・コラーゲン、ケラチンとは…PPTの種類
・タンパク質とは・・・PPTよりもっともっといっぱいアミノ酸がつながったもの
みたいな感じ〜で美容業界では言われます。
髪の補修には、なぜだか、成分を細かく(小さく)すればするほど浸透しやすい
イメージがあるので
広告のネーミングに「
ナノ」やら「
ピコ」といった
やたらとすごく小さい長さの単位を使ったりしています。
最近は
ピコアミノ酸と言われてるものもある。
髪を扱うプロとして
疑問に思い
ピコっと、ちょこっと調べてみました。
このブログでも何度も書いていますが、
毛髪はタンパク質からできています。
そのタンパク質は20種類のアミノ酸からなっています。 そうしたらアミノ酸はなにからできてるか?というと(アミノ酸に限らず物質はだけど)
(アミノ酸は)原子からつくられているのです。
ピコとは長さの単位なのですが、
「ピコメートル(pm)」は,1兆分の1メートルのこと、
1ナノメートルの1000分の1の長さです。
原子の直径の100分の1ぐらいの長さなのだ。 普通、ピコアミノ酸っていったら
1ピコの大きさのアミノ酸と思うじゃん、
そうするとアミノ酸を構成している原子より小さくなってしまうという矛盾ができる。
ちなみに
「ナノ」は,「ナノメートル(nm)」のことを意味します。
「ナノメートル」とは10億分の1メートルのこと。例えば、
最もシンプルなアミノ酸のひとつは、
グリシンですが、
それでも
10個の原子からなるので,
1ナノメートル近い長さがあるのです。
ユニリーバのサイトには,単に「ナノよりナノサイズよりも小さいアミノ酸。
高い浸透性で。髪の奥まで浸透する成分です」としか書いてないが・・・
アミノ酸に,「ピコ」という表現を用いるのは、ちょっと首を傾げてしまうな〜。
まあ仮に小さくできても髪への浸透が高まっても髪の補修にはあんま関係ないんだけどね。
(すぐ抜けてしまうし)
表現は適切でないかもしれないが
微粒子化というのは砂糖が水に熔けて透明な砂糖水になるのと同じようなもの
よく考えてみると不思議だけど
言うほど何でもない事ですよね〜(謳い文句的に凄そうに聞こえるが)
美容師的には、お客様の髪がより
キレイになって
より良いヘアスタイルが提案できればいいんだけども
僕はホントの事が知りたいだけなのだ。
まあ 怖いから(笑)その辺は
グレーな感じで
ってことはさ〜
ムッチャ小さいという表現の一つとして単位としての「
ピコ」や
ピコアミノ酸というネーミングを使ってるだよね〜
そしたら僕もピコサイズと言ってもいいっしょ。
僕ちん、身長1,800,000,000,000ピコメートル やぞ