「髪はタンパク質からできています、タンパク質を補給しましょう。」
「毛先がパサついているので、油分を補給しましょう」
もちろん間違いではない。
もっと的確に髪をケアしたい、
そのためには毛髪構造を知ることが必要だ。
毛髪はイオウ原子を含む繊維状タンパクから構成されている。
ライオン株式会社 研究開発本部 ビューティケア研究所の最近の発表で
ダメージ毛は毛髪内部繊維(ミクロフィブリル)間の平均距離が減少しており、
毛髪が縮んでいることが確認された。
繊維の縮みには保湿が必要だ。
やはりナノテクで水分補給が必要だ!!←最近のマイブーム(笑)
あと、
細胞膜複合体(CMC)の重要性が注目されている。
簡単にいうとCMCとは毛髪の水の通り道、
水の輸送経路になるCMCは毛髪の根元から毛先まであたかも血管のように連続して
細胞間を走っていて物質輸送のルートだ。
パーマ、カラー処理においても非常に重要で、いかにこのCMCをケアするかが鍵となると思う。
今、効果的なCMCの修復成分のケア剤を探しています。
注目してるのは、
セラミドと
大豆フィトステロール
あと
ポリオール誘導体
これについては前出のライオン株式会社 研究開発本部 ビューティケア研究所が研究成果を「第59回コロイドおよび界面化学討論会(2006年9月 13日〜15日、北海道大学 高等教育機能開発総合センター)」において発表する予定。
注目したい。
髪の構造は複雑で難解だ。
でも、美容師はもっともっともっと髪のことを知るべきだ。
お客様への説明は明解にわかりやすく。
髪を扱うプロとしてはマニアックに。
DOUBLEでは毛髪理論を重要視しています。
愛読書
最新の毛髪科学
松崎 貴, 毛髪科学技術者協会
研究者向けで、読んでもなかなか理解できないけども・・・
まだまだ勉強することいっぱいです!!
髪についての事は何でもご相談ください。